内臓脂肪症候群予防には健康診断結果から個性値を知ること
内臓脂肪予防と個性値1:健康診断は一回だけの数値では無意味
内臓脂肪症候群に対してだけではなく、健康診断一般に言われることがあります。たとえ非常に優秀な医者でも、ある年の健康診断の結果だけを見て、来年、再来年に重大な病気にかかるかどうかは判断できない、ということです。なぜなら、その人特有の数値、すなわち「個性値」に対しての変化を見なければ、異常かどうかの判断はできないからです。たとえば、内臓脂肪症候群の危険因子のひとつ、血液中の脂肪量(中性脂肪やコレステロールも含む)が正常値よりも高かったとしても、毎年の健康診断で数値の変化が少なければ、問題ないとも言えます。もともと血液中の脂肪量が多い人かもしれないからです。重要なのは、正常範囲との比較ではなく、自分の値の変化です。
内臓脂肪予防と個性値2:なぜ正常範囲との比較では駄目なのか
内臓脂肪症候群は、血圧や血糖値が高いか、血液中の脂肪量が多いかどうかで判断します。しかし、その判断は、「正常値よりも高いか」という基準では計れません。というのは、実は、健康診断の正常(基準)範囲とされている「健康な人」の定義がいい加減なのです。健康な人の検査結果を集めても実はバラつきが多く、平均値をとるだけの信頼性がないことが指摘されています。例えば、内臓脂肪との関係が深い総コレステロール値が、例年は低めだった人が、今年は高くなったとします。高くなった値が「正常範囲内」にあったとしても、これは実は危険信号なのです。重要なのは、自分の「個性値」を知り、その個性値からの変化を見ることなのです。
内臓脂肪予防と個性値3:個性値の割り出し方
ある数学の専門化によると、最低6年分のデータがあれば、定期健診のそれぞれの検査項目ごとに個性値の算出ができると言われています。ですので、内臓脂肪症候群を早期予防するのなら、かかりつけの医師や病院を決め、検診結果を保存しておき、個性値を割り出すことが重要です。